本日9月21日は十五夜、中秋の名月です。
旧暦では7月に秋を迎え、中秋に当たる8月15日の夜、空気の澄んだこの時期の美しい月を中秋の名月と呼び、古来より日本人に親しまれてきました。
現在行われている月見の行事には、月そのものを鑑賞するだけでなく、秋の実りに感謝を捧げる意味もあります。この時期に収穫される里芋やさつま芋を捧げることから「芋名月」とも呼ばれ、十五夜にちなんで15個の団子と月の神様を招くススキと共にしつらえます。中秋の名月が満月と重なるのは8年ぶりとのこと。今夜は全国でお月見日和、とはいかないかもしれませんが、雲間からでも姿を愛でることができますように。
また、十五夜から1カ月後の旧暦9月13日の夜には十三夜の月見が行われ、十五夜とセットで行うのが正しい月見の形です。今年の十三夜は10月18日。どちらか片方の月見だけでは縁起が悪いとされていますので、秋の夜長にあわせて楽しみたいものです。
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