住まいや住生活にかかわる幅広い業種の企業が集まり、関連行政機関や団体、学識経験者、メディアなどの協力を得て、さまざまな視点から研究活動に取り組んでいます。

在宅ワークで気がつけば電気代が上昇 月額2000円以上の増加も

在宅ワークの増加に伴って知らないうちに電気代が上昇していることが、(独)建築研究所の調査で明らかになりました。

同研究所では、2020年4月の緊急事態宣言の対象となった7都府県在住の1000世帯にアンケートを実施。その結果、25%以上(約250世帯以上)で電力消費が増加していることが分かったそうです。さらに10%以上(約100世帯以上)で5月や8月の電力消費が20%以上も増加しています。月の電気代に換算すると、1000円~2000円以上増加していることになるそうです。

電力消費が増加した世帯のうち、4~5割がアンケートに答えるまで増加に気付いていなかったということも分かりました。

その一方で約7割の世帯で電力消費は増加していませんでした。在宅勤務時間が短かったり、在宅勤務をしていても日中に使う部屋が増えなったといった世帯が多かったと考えられます。

なお、在宅勤務者の45%が2019年よりも1時間以上遅く起床しており、25%の人が睡眠時間が1時間以上増加したことも調査で明らかになりました。

電力消費に意識的になり、生活リズムを良い方向へ改善できれば、在宅ワークを実践することで低炭素化を図りつつ健康的な暮らしを実現できそうです。

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