縁側で将棋をさしながら夕涼み。そこにご近所さんが現れ、「よっ」と声をかける。
玄関先の井戸端会議。子育ての悩みなどを分かち合う貴重な時間。本当ならリビングでお茶でも飲みながらゆっくりと会話を楽しみたいけど、散らかっていてとても歓迎できる状態では…。
日本人は昔から内でも外でもない「あいまいな境界」を家族同士や近隣の住民との交流の場として上手く活用してきました。例えば縁側や玄関先など。しかし残念ながら、住宅のカタチが変わるなかで、そうした光景を目にする機会は減ってきました。
旭化成ホームズは、玄関アプローチをかねたアウトドアリビングのある家 へーベルハウス「のきのまent」を発売しました。この住宅の最大の特徴が“のきのま”。
都市型住宅を得意とする旭化成ホームズでは、建物が密集する都市部でもアウトドアリビングを楽しめるように、屋上を生活空間の一部として活用する“そらのま”を提案してきました。その発想を地上に下ろしてきたのが“のきのま”。
都市部の住宅の場合、郊外でも駐車場スペースを確保するのが精いっぱい。とてもアウトドアリビングを楽しめるような庭スペースを確保できません。近所の方々の目も気になる。
そこで“のきのま”では、1階の玄関脇に広い軒先を設けて、上手く近所の方々の目を遮りながら、リビングと一体化したアウトドアリビングを創造しています。“のきのま”にハンモックを吊り下げられる「ハンギングフック」といった暮らしを楽しむアイテムも用意しました。
家族と楽しい時間を過ごすだけでなく、ご近所さんとゆっくり井戸端会議を行う時にも“のきのま”を利用できます。室内でも、屋外でもない「あいまいな境界」が、あらゆるコミュニケーションの場になるわけです。
“のきのま”が紡ぐ、つながる暮らし―。そこには日本人が大事にしてきた暮らしの風景が映し出されそうです。