住まいや住生活にかかわる幅広い業種の企業が集まり、関連行政機関や団体、学識経験者、メディアなどの協力を得て、さまざまな視点から研究活動に取り組んでいます。

からだを気づかう家

誰でも自分の身体は大切なもの。しかし、普段は健康を気に留めず、気づいたら飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足という人も多いのではないでしょうか。
日頃の健康管理を家が手伝ってくれる。このような技術開発が徐々に進んでいます。

例えば三菱電機の「三菱電機スマートホーム」では、ドアのハンドルを握るだけで健康状態を知ることができます。ハンドルを介して、家族の誰がハンドルを握ったかをドアに設置したカメラが判別、家族それぞれの体温や脈拍などの生体情報を取得。そこで得られた生体情報は玄関の壁面に表示され、健康状態を知ることができるわけです。

また、ネットワークを介して冷蔵庫に送信、家族の体調と冷蔵庫の食材を基にしたオススメの献立を冷蔵庫の扉に表示してもくれます。
選んだ献立の調理フローがキッチンの調理台に投影され、調理のポイントのナビゲートや進行に合わせた時間の調整などもアシストしてくれるのです。

今後、こうした技術がどんどん住まいに導入されていくでしょう。
“健康ナビゲートする住まい”の実現は、すぐにまできているのです。