高齢期をどういった住まいで過ごすのか―。以前であれば「自宅で」と考える方が多かったでしょう。今はサービス付き高齢者住宅や住宅型有料老人ホーム、介護付きホームなど、高齢期を安心して過ごすための様々な高齢者向けの住まいが登場してきています。
選択肢が多くなると、「自分にあった高齢者向け住宅をどのように選択したらいいの?」という迷いも出てきます。
高齢者住まい事業者団体連合会では、「高齢者向けの住まいの選び方ガイド」というリーフレットを公開しています。高齢者向け住宅について「どうやって探したらいいの?」、「誰に相談すればいいの?」、「何を注意すればいいの?」といった疑問に答えるために作成したもので、無料でダウンロードすることもできます(http://www.shpo.or.jp/_uploads/news/633/attachments/20200323_sumainoerabikata.pdf)。
このリーフレットでは、高齢者向け住まいの種類や仕組みなどを分かりやすく紹介しています。例えば、介護付きホームはスタッフによる包括的な介護保険サービスが受けられ、費用負担は介護度ごとに定額となっています。一方、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、介護が必要な場合は地域の介護事業者から自分にあった事業者を選び、別途契約することになります。こうした介護サービスの仕組みの違いなどを解説しているのです。
高齢者向け住まいの検討ポイントも紹介しています。予算、立地、サービスといった要素に分けて、入居してから「こんなはずでなかった」とならないためのポイントを掲載しています。
後悔しない「終の棲家」を選ぶうえで、非常に参考になるリーフレットとなっているので、是非とも参考にしてみてください。