住まいや住生活にかかわる幅広い業種の企業が集まり、関連行政機関や団体、学識経験者、メディアなどの協力を得て、さまざまな視点から研究活動に取り組んでいます。

アクティブシニアの時代が到来

ウォーキングやジョギング、ハイキング・山登り、最近ブームらしい自転車、また、電車の中でも観光に向かうらしい賑やかな団体…年齢が高い人が目立ちます。
元気で活発な“アクティブシニア”―いやはや元気で、そのパワーってものすごいものなぁ、と感じることが多々あります。

さて、今後の生活において、「レジャー・余暇生活」に特に力を入れたい―そう思う人が37.3%と4割弱に達しているそうです。
内閣府の「国民生活に関する世論調査」のデータで、「所得・収入」(33.4%)、「資産・貯蓄」(32.8%)、「食生活」(29.7%)などを抑えての1位です。

現在の生活での満足度(「満足」+「まあ満足」)をみると・・・
「食生活」=85.4%
「住生活」=78.7%
「耐久消費財」=72.2%
「自己啓発・能力向上」=59.3%
「レジャー・余暇生活」=59.2%
「所得・収入」=45.7%
「資産・貯蓄」=38.1%
・・・の順となっています。

「レジャー・余暇生活」の満足度が低いならば分かる。しかし、その満足度は約6割と、「所得・収入」や「資産・貯蓄」よりも高い満足度です。にもかかわらず「レジャー・余暇生活」に力を入れたいとはどういうこと?

その答えは、この調査の別のところに書かれていました。
今後の生活は「心の豊かさ」か「物の豊かさ」か…これは「心の豊かさ」が62.0%。今後の生活は「将来に備える」か「毎日の生活を充実させて楽しむ」が…これは「毎日の生活~」が58.5%-こうした意識が、「レジャー・余暇生活」のさらなる充足を求めているということでしょう。

で、「心の豊かさ」も「毎日の生活~」も年代が高い層での支持が高い。
こうした意識が、年齢層の高い人々を「レジャー・余暇生活」の更なる充足に駆り立てているのでしょうね。
今後、さらにアクティブシニアは元気になりそうです。