住まいや住生活にかかわる幅広い業種の企業が集まり、関連行政機関や団体、学識経験者、メディアなどの協力を得て、さまざまな視点から研究活動に取り組んでいます。

住居での熱中症に注意

異例の早さで梅雨が明け、連日、危険なほどの暑さが続いている。

消防庁の発表によると、今年5月1日~7月3日の熱中症による緊急搬送者数は全国で24495人(速報値)。前年同時期が7199人だったので、3倍以上の数だ。都道府県別では東京都が3209人と最も多く、前年同時期との比較では約6倍になっている。

熱中症は住居での発症率が高く、7月4日~7月10日の速報値を見ても、やはり住居が5割近くを占めている。節電が例年以上に叫ばれていることもあり、夜間にエアコンを切ってしまう人も多いかもしれないが、熱中症の4割は夜間・睡眠中に発生しているとの統計データもあるから注意が必要だ。

日本気象協会が発信する「熱中症ゼロへ」のサイトでは、室内熱中症の対策ポイントや生活シーンごとの対策なども紹介している。熱中症を正しく理解し、正しい対策で予防したい。
https://www.netsuzero.jp/learning/le10