「おばあちゃんの知恵袋」というと若い方にはなじみが薄い言葉かもしれないが、昔から伝えられてきた暮らしや健康に役立つ知恵のことで、私が子どもの頃はわりと生活の中に浸透していた。
例えば、夏の時期で思い出すのが自宅で蚊に刺された時。母から「痒みがすぐ治まるから。おばあちゃん直伝」と言って患部に塩を塗り込まれた。するとウソみたいに痒みが消え、跡も残らない。塩の浸透圧効果で毒素が排出されるのだそう。虫刺されに塩塗り、は今でも実践している。
夏になると、レモンのハチミツ漬けや梅干しを良く食べていた記憶も。
最近、頻繁に足がつるので、健康管理に詳しい知人に相談したところ、主にミネラル不足を指摘され、対策として「塩レモン水」や「梅干し入り麦茶」を薦められた。さっそく取り入れたところ、見事に改善。これも夏を乗り切るためのおばあちゃんの知恵かな。後者は意外にも美味しくてハマっている。