住まいや住生活にかかわる幅広い業種の企業が集まり、関連行政機関や団体、学識経験者、メディアなどの協力を得て、さまざまな視点から研究活動に取り組んでいます。

G20子どもの豊かさランキング

NGO団体が発表した「G20子どもの豊かさランキング」によると、日本は順位を1つアップし、第3位になりました。
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(略称: SCJ)は、国連に公式に承認された、子ども達のための民間の国際援助団体(NGO)です
7月23日・24日に開催された主要20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議に先立ち、G20諸国の子どもの実態に関する比較調査を行いました。
そして、8つの分野(保健、教育、所得、安全、雇用、ジェンダー平等、インフラ、環境)ごとに比較しスコア化、総合的なランキングとしてまとめたものです。

それによると、総合では、第1位はドイツとなり、日本はフランスに続いて第3位。2014年度調査の4位からのランキングアップとなりました。
日本は、G20の高所得国と比べても、子どもの死亡率や肥満率、若者の失業率、人口10万人当たりの殺人発生件数や、交通事故の死亡者が低いため、「保健」分野では第1位となっています。
さらに、「雇用」分野では第2位、「安全」分野では第3位と、上位にランクされています。
逆に、「環境」分野では自然保護区の割合が低く、国民一人当たりのCO2排出量が多いことから第11位。このほか、「所得」は第8位、「ジェンダー平等」は7位と、中位にとどまっています。
日本の順位の高さは、国民皆保険制度や安全性の高さから来ており、子どもの貧困問題や格差の問題などへの取り組みが重要であると指摘します。

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン「G20子どもの豊かさランキング」