春に開催される横浜の「竹灯籠祭り」、幽玄の美ともいえる竹灯籠の美しさに惹かれて、ここ数年は欠かさず行くようにしている。夕方と夜の間のマジックアワー、竹灯籠の炎が竹の竹林をほのかに照らしなんともいえない雰囲気を醸し出す。
竹林特有の清浄な空気感もあって、なにか気を整え浄化してくれる気さえする。個人的には最強のパワースポットではないかと思っている。
竹灯籠祭りは、NPO日本の竹ファンクラブの皆さんの竹林整備と地域活性化への想いで開催されているもの。コロナ禍でも規模を縮小しつつ開催を続けてこられた。
竹林の入り口で500円の協力金を支払い、竹灯籠を見た後、出口の方では、竹細工や竹に日本酒を入れて焚火で温めたかっぽ酒を売っていた。輪切りにした竹のカップに
並々と注いでもらい、竹ジャーキーなるものをアテにぐびぐびっと一口。竹の香りがほのかに移ってなんとも味わい深い。心身ともに清められた気分だ。