子どもの頃、夏になるとよくおもちゃ花火で遊んだ。近所の駄菓子屋でバラ売りされているものを選びながら買うのが楽しみで、中でも線香花火とねずみ花火、へび玉はマストだった。
当時は身近な環境でわりと自由に遊ぶことができたが、今では自治体ごとに使用可能な場所など細かなルールを決めているケースが多い。気軽に花火を楽しめる時代ではなくなったのだ。
いわゆる「おもちゃ花火難民」を救おうと、とある老舗花火店が花火ができる場所を検索できるアプリを開発し、無料で情報を提供するほか、イベントを通じて花火の正しい遊び方もレクチャーしているという。
家族や友達と花火で遊んだ思い出は子どもの記憶に残るはず。情緒豊かな夏の風物詩が、この先も失われることなく残っていって欲しい。