【開催趣旨】
住宅関連企業と一緒に住まいの価値を高めるための活動を展開している住まい価値総合研究所(スマカチ)は、2024年度の活動の一環として、「住宅と子育ての関係を考える」を共通テーマに掲げ、年3回の予定で「スマカチ研究会」と銘打った勉強会を開催いたします。
第3回目は「子どもの家庭内事故」に焦点を当てます。
子どもが住宅の窓やベランダから転落する事故が後を絶ちません。東京消防庁管内では、2019 年から2023 年までの5年間に5歳以下の子ども65人が住宅などの窓やベランダからの墜落により医療機関に緊急搬送されています。小児科医として、40 年近く子どもの事故予防に取り組んできた山中龍宏氏は、転落事故をはじめ、繰り返される家庭内での子どもの不慮の事故を、「想定外」や「親の責任」で済ませず、予防に向けて、住宅業界が本気で取り組むべきと指摘します。
山中氏から子どもの家庭内事故の実態をご紹介いただきながら、住宅内に潜むさまざまなリスクを改めて把握し、事故を未然に防ぐために住宅事業者がどのようなことに留意すべきかを考えます。
【開催日時】
2024年11月20日(水) 16時~17時30分(受付開始 15:30~)
【講演内容】
・子どもの事故予防に関する山中氏のこれまでの研究・活動内容について
・家庭内における子どもの不慮の事故の実態について(ケース別事故事例と近年の住宅事情からみた事故の傾向など)
・子どもの家庭内事故予防のために住宅事業者が留意すべきこと、事故リスク軽減に向けた課題 など
【講師】
小児科医、NPO法人 Safe Kids Japan 理事長
山中 龍宏(やまなか・たつひろ) 氏
山中 龍宏 氏 プロフィール
1974 年東京大学医学部卒。東京大学医学部小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て、1999 年より緑園(りょくえん)こどもクリニック(横浜市泉区)院長。
1985年9月、プールの排水口に吸い込まれた中学2年女児を看取ったことをきっかけに事故予防に取り組みはじめる。
現在、NPO 法人Safe Kids Japan 理事長、キッズデザイン賞副審査委員長、こども家庭庁 教育・保育施設等における重大事故防止策を考える有識者会議委員、国民生活センター商品テスト分析・評価委員会委員。
【会場】
ワイム貸会議室 お茶の水 「Room E」 別添案内図参照
東京都千代田区神田駿河台2-1-20
お茶の水ユニオンビル4F
【申込方法】
会員の皆様宛ご案内メールに記載のURLよりお申し込みください。