住まいや住生活にかかわる幅広い業種の企業が集まり、関連行政機関や団体、学識経験者、メディアなどの協力を得て、さまざまな視点から研究活動に取り組んでいます。

“自分の時間”にこだわる高齢者が急増中!!

第2の人生である高齢期に、女性はどのような暮らしを思い描いているのでしょうか。60歳以上の女性に聞いたところ、多くの人が“自分”を大切にし、“自分の時間”に重きを置いているようです。

住まい価値総合研究所は女性1,374人を対象にアンケートを行いました。「あなたが生活の中で最も重視したいことは?」を複数回答で選んでもらったところ、全体では「家族との時間」(31.4%)、「趣味」(20.5%)、「家でのんびり」(16.37%)という順でした。

これを年代別にみてみると、60代以上では「家族との時間」(31.4%)、「趣味」(27.0%)、「家でのんびり」(17.3%)と順位は変わりませんが、「趣味」が平均を6.5ポイントも上回っています。さらに続く「自分磨き(12.8%)」も全体平均の8.1%を大きく上回っています。

また、「理想のマイホームに大切なこと」でも、「趣味のスペースがある」、「家族それぞれの個室がある」、「一人の時間を過ごせる」といった項目が全体平均を大きく上回っているのです。

“自分の時間”にこだわる高齢者が急増中

男女で差があるかもしれませんが、少なくとも女性に限って言えば、60代以上の方は“自分の時間”を大切にし、趣味や自分磨きに時間をかけたいと考えているようです。

あらためて自分を見つめ直す―文字通り、第2の人生はリ・スタートの時期なのでしょう。