住まいや住生活にかかわる幅広い業種の企業が集まり、関連行政機関や団体、学識経験者、メディアなどの協力を得て、さまざまな視点から研究活動に取り組んでいます。

シェアハウスに潜入

いろいろな事情から引越しを考えている。

で、考えた-シェアハウスってどうだろう。

もちろん住んだことはないし、知り合いにもシェアハウスで暮らす人はいない。

これは一度見てみるしかない、と千葉県と都内のシェアハウス数件を見学してきた。

偶然、そこで暮らす方数人と会えたので、せっかくのチャンスと取材(?)させていただいた。

「長野から都心に出てきて、知り合いもおらず不安で人との関わりを求めた」(27歳男性)や「家に帰ったときに電気が点いていて誰かがいることに安心感がある」(24歳女性)、「風邪をひいた時など困った時に頼れる人がいるのは心強い」(27歳女性)など、誰かと一緒に暮らすことによる安心感が魅力のようだ。

また、「大企業の社長などが一緒に生活しており、時にはゲームも」(女性)、「有名マンガのアシスタントをやっている人がいる」(男性)、「外国人が多く住む」(女性)など、日ごろの生活では出会えない人との共同生活という刺激もあるようだ。

こうした生活を実現するためにシェアハウスにはさまざまな仕掛けが施されている。

見学した「WITH-津田沼」(千葉県)をちょっと紹介したい。

2008年にオープンしたシェアハウスで、2階建ての建物にはリビングが1つ、居室が全22部屋。洗濯機やトイレのほか男性・女性専用のシャワーブースが各2台ある。

リビングにはダイニングテーブルが2つと大きなソファが1つ。リビングではWi-Fiも使用可能
男性・女性専用のトイレやシャワールームなどは清掃業者が一週間に3回程度清掃してくれる
各部屋にはベッドや冷蔵庫などが備え付けられている

共有部にあるキッチン用品やトイレットペーパーなどの消耗品はすべて管理会社が補充、修理などを行う。リビングにあるノートに必要なものを書き込めば、清掃員が買い足す仕組みだ。

キッチンには一人暮らしではなかなか購入できない高級な調理器具もあった。料理好きには嬉しい

リビングには、シェアハウスの住人が写った写真が数多く飾られていた。

家賃を抑えられるのもメリットのひとつだが、人との交流や出会いを目的に住む人も多いという。

思い出の写真が数多く飾られていた。シェアハウスで出会って結婚した人もいるらしい

シェアハウスと聞くと学生が多く住むイメージを持っていたが、今回私が見学したシェアハウスはほとんどが社会人だ。

実際にシェアハウスを見て、色々な方の話を聞いて、何か今の私に合っている気がしてきて、暮らしてみたいと思う物件も見つかった。

実際に暮らしてみると、あれ?こんなはずじゃ…かもしれない。でも暮らしてみなければわからないし…。

というわけで、新年度、4月からはシェアハウスで迎えることになりました!