山、森、林と日本は“緑”にあふれています。
都市部でも公園や街路に“緑”が植えられ、庭先はもとより、マンションでもベランダや室内で観葉植物を育てている人も多くいます。
人の生活にとって“緑”はなくてはならないものなのでしょう。
“緑”という言葉を聞くと多くの人が癒やしや心地よさをイメージするのではないでしょうか。
こうした“緑”が持つ効果が科学的に立証されてきています。
桐蔭横浜大学の飯島建太郎准教授の感情プロフィール検査という心理調査で、鉢植えに入れた植物を部屋の前方に並べて講義をしたところ、受講者の「緊張、不安」や「疲労」などネガティブな項目の数値が、何もない教室で受講した時よりも低下したそうです。
受講者各々が自分の好きな鉢植えを選んで机の上において講義を受けたときには、さらに数値が低下したといいます。
“緑”は存在するだけでもリラックス効果があり、愛着をもって接することで“癒し”を与えてくれるのです。