【講演概要】
脱炭素社会の実現に向けて、国産材活用の重要性がさらに高まっています。また、2021年6月には、公共建築物利用促進法が改正され、「脱炭素社会の実現に資するための建築物等における木材の利用促進に関する法律」と名称が変更になり、公共建築物だけでなく民間建築物についても国産材の利用を促進していくことになりました。
しかし、ウッドショックなどの影響もあり国産材活用の機運が高まったにも関わらず、「なかなか国産材を調達できない」という状況も浮き彫りになっています。
果たして、国産材のサプライチェーンをつないでいくためには、どのような取り組みを進めていくべきなのでしょうか―。
第76回のスマカチ・シンポジオでは、以前から国産材のサプライチェーンの構築に取り組み、理想的な森と建築の関係を築くことに成功している森林パートナーズ株式会社の小柳雄平取締役社長を講師に迎え、「脱炭素社会の実現へ 国産材活用の『わ』をつなぐ」と題して開催します。
【主な内容案】
・国産材活用の現状と課題
・森林パートナーズが取り組む秩父でのモデルケース
・ICTも活用した国産材のサプライチェーンをつなぐプラットフォーム
―など
【講師】
森林パートナーズ株式会社 取締役社長
小柳 雄平 氏
[森林パートナーズについて]
マーケットと森林を結び、山が元気になる新たな国産材の流通を創るために、首都圏と秩父の森林を結ぶ事業からスタート。
林業建築用材のA材丸太の複層的な流通システムを構築することで、林業の経営が成り立つ適正価格で直接原木を購入する業界初の挑戦を始め、製材所、プレカット工場とも製材加工について連携するビジネスを開始。
また、ICTシステムの開発・活用などを通じて、より効率的に国産材を調達するためのサプライチェーンシステムの構築にも取り組んでいる。
【開催日時】
2022年8月25日(木曜日) 16:00~17:30
(受付開始 15:30~)
【会場】
アーツ千代田3331
1階 コミュニティスペース
〒101-0021
東京都千代田区外神田6-11-4
イベントは終了しました