突然ですが、あなたの暮らしている街の価値はいくらだと思いますか?
経済産業省は、地域の生活コストの「見える化」システムを開発し、公開を開始しました。
このシステムは、市区町別に地域の家計収支、さらには暮らしやすさの貨幣価値を示すものです。
地方創生戦略の一環として、地方の暮らしやすさを分かりやすく提示するために開発したそうです。
必要事項を記入していくと、その地域の家計収支が示されます。
今住んでいる地域と移住した地域の家計収支を比較することもできます。
また、約1万人のアンケート調査のデータを用いて暮らしやすさを貨幣価値で示すこともできるのです。
ちなみに、全国で最も住みやすさの貨幣価値が高かったのが島根県松江市の年間約194万円でした。
経済産業省のホームページにてツールを公開しているので、是非とも自分の暮らし地域の価値を「見える化」してみて下さい。
日本の地価や住宅の価格は、利便性などを中心に決められます。
駅からの距離や通勤時間など、数値化しやすい指標が住宅や街の価値に大きな影響を及ぼします。
しかし、「住みやすさ」という価値は、決して駅からの距離や通勤時間だけで決まるものではありません。
それだけに、もっと広い視点で住みやすさを判断し、“理想の住まい”を見つけ出すことが大切ではないでしょうか。